2013年

8月

25日

ドコモiPhone発売の8つの条件

新iPhoneが近づいてきて、NTTドコモからiPhoneが発売されるとの噂がとびかっていますね。

 

AppleとNTTドコモとの販売台数ノルマなどの憶測がいろいろと出ていますが、会社間の戦略や交渉経緯は実際にはわかりません。

 

ここでは、現実的にNTTドコモからiPhoneが正式発売される場合、機能やサービスがどうなるのか?を検証してみましょう。

 

普段、SIMフリーiPhoneをドコモで使用していると公式キャリア対応ではないため、やはり使いにくい点がいくつかあります。

 

今後ドコモがiPhoneを発売する場合、Apple側とNTTドコモ側の双方でクリアする必要がある技術的な8つの条件をまとめてみました。

 

条件1 Xi(LTE)対応

iPhone5ではNTTドコモのLTEが使用できません。

(一時、特定のiOSのバージョンでのみ利用可能でした。) 

 

ハードウェアとしては利用可能です。

ただ、iPhone側でNTTドコモがLTE利用可能なキャリアとして設定されていないためです。

 

iPhone(iOS)側での対応が必要です。 

 

詳しくは、

使いかた編>Xi(LTE)は使えるの?

を参照ください。

条件2 FOMAエリアプラス対応

iPhone5ではFOMAエリアプラスが使用できません。

iPhone4S,iPhone4,iPhone3GSでは使用できました。 

 

iPhone側のハードウェアまたはファームウェアでの対応が必要です。 

 

対応状況は、下記のとおりです。詳しくは、

使いかた編>FOMAプラスエリアは使えるの?

を参照ください。

 

製品名 FOMAプラスエリア対応

iPhone5

全モデル

A1428/A1429

NG

iPhone4S

A1387

OK

iPhone4

CDMAモデル

A1349

NG

iPhone4

GSMモデル

A1332

OK

iPhone3GS

A1303

OK

iPhone3G

A1241

OK

iPhone

A1203

NG

条件3 imodeメール

iPhoneではNTTドコモのimodeメール(xxxx@docomo.ne.jp)は、imode.netなどを使用して間接的には利用できています。

しかし、一般的には利用しにくいため、標準メールやMMSメールへの対応が必要です。

 

imodeメールは、iPhoneの標準メール機能やMMS向けに国際規格に対応しておらず、imodeやSPモード以外の接続も許可していません。

 

キャリア側のNTTドコモがimodeメール(xxxx@docomo.ne.jp)の外部開放と国際規格準拠への対応が必要です。

 

詳しくは

基礎知識編 > メールやimodeはどうなるの?

を参照ください。

 

条件その4 MMS

NTTドコモのネットワークサービスは、MMSに対応していません。

 

MMSは国際的に標準化されていますが、NTTドコモは独自imodeメールのため対応していません。

 

iPhoneではMMSとiMessageが連動しているため、キャリア側のNTTドコモがMSSのサービスを開始する必要があります。

 

右は、SoftbankのMMS設定画面です。

条件その5 docomo WiFi

Softbankやauと同じようにNTTドコモもWiFi接続サービスを提供しています。

ただし、接続設定が煩雑で利用しにくいです。

 

対策として、iPhoneの構成プロファイルをiphone構成ユーティリティで作成することができますが一般的には難易度が高いため、キャリア側からdocomo WiFiに自動的に接続する方法を提供することが必要です。

 

キャリア側のNTTドコモが、構成プロファイルの提供とWiFiアクセスポイントのSIM-EAP認証対応を開始する必要があります。

 

詳しくは

使いかた編>docomoWiFiの接続方法は?自動接続できる?

を参照ください。

 

条件その6 Visual Voice Mail

NTTドコモのネットワークサービスは、iPhoneの留守番電話機能であるVisual Voice Mailに対応していません。

NTTドコモの留守番電話サービスよりも使いやすくオフラインでも再生可能なため、非常に便利です。

 

Visual Voice MailはAppleの仕様をもとに国際的に標準化されつつありますが、比較的新しい規格ですが、各国キャリアがiPhone発売にあわせて導入が広がっています。

 

iPhoneでは、キャリア側のNTTドコモがVisual Voice Mailのサービスを開始する必要があります。

 

右は、SoftbankのVisual Voice Mail画面です。

条件その7 緊急地震速報

iPhoneは、NTTドコモの緊急地震速報には対応していません。

 

右はSoftbankのSIMを、SIMフリーiPhoneに差し込むと表示される項目です。

 

NTTドコモのSIMでも対応するようにiPhone(iOS)側の対応が必要です。また、NTTドコモ側でiPhone向けの配信を設定する必要があります。

 

条件その8 APN固定化

SIMフリーiPhoneでNTTドコモで使う際には、インターネット通信するために手動で接続先を指定する必要があります。

 

なお、SoftbankやauのiPhoneの場合には、自動的にAPNが固定されます。

 

iPhone(iOS)側でNTTドコモの自動APN設定の対応が必要です。 

 

詳しくは

初期設定編>モバイルデータ通信設定は?

を参照ください。

 

コメントをお書きください

コメント: 6
  • #1

    TS (月曜日, 26 8月 2013 21:10)

    APN固定化はキャリア設定(Carrier Bundles)の作成だけで安易に可能でしょうが問題はMVNOへの対応でしょうね。
    ドコモが公式キャリアになってしまうと今までとは異なりドコモSIMを挿せばunknownではなくドコモ専用のキャリア設定が自動的にロードされますのでau、ソフトバンクの様に完全に固定化されると例えSIMフリーであってもネット接続ができなくなります。

  • #2

    kazmas (火曜日, 27 8月 2013 07:42)

    結果的には誤報でしたが、この前の奈良県での緊急地震速報をSIMフリーのドコモで受信しました。
    また勤務先の市で実施した防災訓練の緊急地震速報も受信しました。

  • #3

    SIM Libre (水曜日, 28 8月 2013 09:21)

    TSさん
    たしかにMVNOのAPN設定に対応するには、ドコモSIMカードからの自動設定は難しいですね。
    iOSへのキャリアプロファイルの埋め込みまたはドコモからの構成プロファイルの配布のどちらになるのかが楽しみですね、

    kazmasさん
    !受信するのですね。初めてしりました。
    緊急地震速報、鳴ったことがありませんでした。設定>通知も覚えがありません。そのうち鳴るかな?

  • #4

    docomoのiPhoneに期待 (金曜日, 06 9月 2013 07:01)

    ついに発売されますねw
    http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXNASDD260OR_V00C13A9MM8000/

  • #5

    SIM Libre (金曜日, 06 9月 2013 07:47)

    そうですね
    ようやく本当に販売されそうですね。

  • #6

    Airwolf (土曜日, 07 9月 2013 21:32)

    発売されたら夫婦二人で機種変更する予定です。
    今気になっているのは128GBモデルが存在するのか?ということです。

    あと、iPhoneによって国産メーカーが衰退してしまうとしたらそれも本意ではありません。是非、iPhoneを超えるような携帯を開発して欲しいと思います。

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