2015年

6月

03日

「SIMフリーiPhone+ドコモ」の歴史①

 

いまや「SIMフリーiPhone + NTTドコモ回線(MVNO)」は、最安値で月1000円以下で使えます。


とはいえ「SIMカード」「SIMフリー」「MVNO」は、以前から存在しており、2008年のiPhone3GのころからSIMフリーをドコモSIMで使うことができました。


数年前まで「SIMフリーiPhone + NTTドコモ」を使うのは非常に贅沢品でした。

 

「電波や仕事の都合でドコモ回線しか使えない。でもiPhoneを使いたい。」という事情がない限りは、まったく割に合わない月額費用でした。


iPhoneの新機種発売とドコモのパケットプランにあわせて、大きく7つの時代に分類してみました。


長いので複数回に分けてご紹介します。

 

 

 

iPhone+ドコモパケホ年表

iPhoneの歴代発売日とドコモのパケット定額サービスで比較してみました。


年月

イベント

 プラン

2007年6月

 

iPhone発売

 

GSMのため

iPhone使用不可

2008年7月

 

iPhone3G発売

 

パケット

青天井時代

2008年10月

 

パケ・ホーダイダブル開始

 

2009年1月

パケ・ホーダイダブル

PC定額開始

 

パケホW

13000円時代

2009年6月

 

iPhone3GS発売

 

2009年12月

パケ・ホーダイダブル

128K開始

 

2010年6月

パケ・ホーダイ ダブル

PC定額値下げ

 

パケホW

10000円時代

2010年6月

 

iPhone4発売

 

2011年3月

パケ・ホーダイダブル2/フラット開始

 

パケホフラット

8000円時代

2011年10月

 

iPhone4S発売

 

2011年11月

Xiパケ・ホーダイ開始

パケ・ホーダイダブル2/フラット値下げ

Xiフラット

5000円時代

2012年9月

 

iPhone5発売

 

2012年10月

 

Xiパケ・ホーダイライト開始

 

2013年9月

 

iPhone5s/5c発売

ドコモ公式発売開始

Xiパケ・ホーダイ for iPhone

 

ドコモ公式プラン時代

2014年6月

 

カケホーダイ&パケあえる開始

 

パケットパック時代

2014年9月

 

iPhone6/6plus発売

 

パケット定額料金の値下がりと新型iPhoneの発売とともに、SIMフリーiPhoneの知名度がだんだんと高まっていきました。

 

ドコモがiPhoneを公式に発売するまでには、かなりの数の「SIMフリーiPhone+ドコモ」を使っている人がいました。


さて、各時代ごとの特徴を見ていきましょう。



パケット青天井時代

2008年7月~2009年12月

iPhone3Gが、2008年7月に初めて日本でソフトバンクから発売されました。

 

その2か月後にはSIMフリー版が香港で発売され、ドコモのSIMカードで日本国内でも使えることがわかりました。


3Gと3GSは技適マークが本体に印刷されていたため、技適マークがついていない香港版は同じモデルとはいえ日本国内で使うことがグレーでした。

なお、当時の総務省の見解は「違法ではない 」でした。

 

とはいえ、ドコモSIMで使うには、同年10月から開始したパケホーダイダブルを使用しても

「パケット上限5,985円(税込)+それ以上の利用は1パケットあたり0.021円」

という青天井のプランしかありませんでした。

 

iPhoneを使っていると、あっという間にパケット上限を突破し、毎月の携帯電話代が2万~3万円。。。公衆Wi-Fiもあまり普及しておらず。。。

 

お金持ち以外は「電話+自宅Wi-Fi運用のみ」とガマンの運用を強いられていました。

 

パケット青天井時代の料金プランはこんな感じでした。

サービス 価格

 

基本使用料

 

FOMAタイプMバリュー

ファミ割MAX

2,625円

 

パケット定額

 

パケホーダイダブル

上限5985円

+0.021/パケット

5,985

30,000円程度

 

ISP

 

moperaU

525


docomo

メール


imode

300円

imode.net

210円


合計


9,660

~33,675円程度



パケホW13000円時代

2009年1月~2010年5月

2009年6月にiPhone3GSが発売され、iOS3では純正テザリング機能がリリースされました。


当時、ソフトバンクのiPhone3GSはテザリング機能をロックしていました。

「SIMフリーiPhone + NTTドコモ」は、脱獄なしでiOSの純正テザリングをつかえました。


Wi-Fiルーターなしで、携帯電話本体だけでPCとインターネット通信できる方法としてSIMフリーiPhoneに注目が集まり始めました。


ドコモは2009年1月からパケホWの上限を5,980円に値下げしました。

しかし、iPhoneはPC接続と同じ扱いだったため、PC接続のパケット上限金額の13,650円が適用されました。


また、通信速度128Kbpsに限定すると、PC接続でも上限5,980円で運用することができましたが、とても使える状態の速度ではありませんでした。


この頃、iOSでのキャリア表示は

「NTT DOCOMO」

でした。


初めてテザリング機能が公開され、世界中でニュースになりましたが利用できるキャリアは限定されていました。


 

「パケホW15000円時代」は、少なくともパケット青天井を気にせずに使え、テザリングも使えるようになりました。

それでもやはり月額15000円超えは大きな負担でした。

サービス 価格

 

基本使用料

 

FOMAタイプMバリュー

ファミ割MAX

2,625円

 

パケット定額

 

パケホーダイダブル

上限13650円

13,650円

 

ISP

 

moperaU

525

 

docomo

メール

 

imode

315円

imode.net

210円

 

合計

 

17,325円

128k制限の請求例と画面動画です。

5,980円払って、このレスポンスは本当に使い物になりませんでした。


また、当時SIMフリーiPhone本体は、香港Appleから購入する必要がありなかなか手に入りませんでした。


 

 

次回へ続きます。

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