基本的にiPhoneやiPadは、世界各国の携帯キャリアに対応しています。
しかし、iPhoneとiPadは、発売している機種やモデルごとに対応している周波数が異なります。
世界各国の携帯キャリアが使用する周波数帯が複雑で、全てに対応できる通信チップが存在しないためですが、iPhoneの新モデルが出るたびに徐々に技術的に拡大しています。
iPhoneやiPadの各モデルが対応している周波数帯をまとめました。
まずは、以下のApple公式サイトでモデルごとのLTE対応状況を確認してみましょう。
iPhoneのLTE対応モデル&キャリア
http://www.apple.com/iphone/LTE/
iPadのLTE対応モデル&キャリア
http://www.apple.com/ipad/LTE/
日本で発売されているiPhone6/6plusが対応しているモデルは、モデルA1586とモデルA1524です。
それぞれの携帯キャリアが対応するLTEのBandは、以下のとおりです。
NTTドコモ、au、SoftbankのLTEサービスのBand(周波数帯)とiPhone、iPadの各モデルのBand(周波数帯)の組み合わせ表は、こちら
iPhone5も、ハードウェアとしてはNTTドコモのLTE Band1に対応しています。
しかしながら、SIMフリーiPhone5で、NTTドコモのLTEが使用できないのはハードウェアとして電波を掴まないのではなく、iOSのソフトウェアに原因があります。
iOSの中には、キャリアバンドルとして世界各国の通信キャリアに適合した情報が書き込まれていますが、iPhone5向けのiOS7にはNTTドコモ向けの情報が含まれていません。
そのため、SIMフリーiPhone5ではNTTドコモのSIMを挿しても、LTE対応キャリアとして認識しないため、通信ができません。
SIMフリーiPhone5s/5cを検討する場合には、同じiPhoneでもモデル選択が重要です。
基本的には、すべてのiPhone5s/5cはBand1に対応しており、2GHz帯でサービスが提供されるLTEの電波を掴むことができます。
都内などのほとんどのエリアでカバーされています。
電波の届く距離が広い、一般的にいうプラチナバンド帯(700MHz〜900MHz帯)で提供されるLTEに対応するiPhoneを選ぶ際には注意が必要です。
ドコモの場合:
Band19を掴む北米版A1532/A1533のGSM版を選ぶ必要があります。
auの場合:
Band18に対応するiPhoneは日本版のみです。
それ以外は、対応していません。
Softbankの場合:
2013年9月現在、プラチナバンドとなるBand8でのiPhone向けLTEサービスを開始していません。
開始した場合は、どのiPhone5s/5cのモデルでもBand8を利用可能です。