IMEIは世界中の携帯電話に付与されている識別番号です。
IMEIは、盗難された携帯電話を接続できなくなるように国際機関で管理しています。
もちろんiPhoneやセルラー版iPadにも必ず識別番号IMEIが付与されており、Appleも日本の各キャリアもIMEIを管理しています。
また、Appleはシリアル番号とIMEIの端末情報を一定権限のユーザーに公開しており、GSXと呼ばれる管理サーバーを提供しております。
IMEIとは?
世界中の全ての携帯電話機器に付与される識別番号です。
すべてのiPhoneやセルラー版iPadも携帯電話ですので、個別の番号が付与されています。
IMEIは、15桁の数字です。
最初の8桁は、製造元・機種
次の6桁は、シリアル番号
最後の1桁は、チェックディジット
を表しています。
IMEIの表示方法 画面から
iPhoneとセルラー版iPadでは、
設定>一般>情報から参照することができます。
IMEIの表示方法 電話から
iPhoneの場合、
電話から「*#06#」を入力します。
IMEI番号が表示されます。
他にも箱などからIMEIを確認するなどいくつか方法があります。
こちらを参考にしてください。
IMEIとネットワーク利用制限
携帯キャリア各社は、IMEIを使用して盗難品などの不正な携帯電話を使用不可にする制御をかけています。
キャリアで購入したiPhoneの状態は、以下の各社のネットワーク利用制限確認サイトでチェックできます。
ドコモ
au
ソフトバンク
IMEIとApple ID
新たにiPhone・iPadを使用・初期化する際に、Apple IDの登録が促されます。
ここで、Apple IDとIMEIを紐づけがApple社が管理し、どのユーザーがどのデバイスを保持しているかを判別しています。
また、Appleはキャリア販売されたiPhoneがSIMロックするべきかどうかをIMEIをもとに制御しています。
海外キャリアのSIMロック解除は、キャリアにIMEI番号を申請後にネットワーク設定をリセットすることでSIMロック解除されます。
海外キャリアのSIMロック事情はこちら
IMEIとGlobal Service Exchange
Global Service Exchangeは、Appleの端末管理システムです。
iPhoneやmacなどのApple製品をシリアル番号・IMEIをもとに保証期間や販売元、SIMロック情報などを管理しています。
GSXサーバーはAPIを提供しており、キャリアからのiPhone/iPadなどの端末情報紹介やキャリアアンロック受付などをサーバー同士のプログラム間で制御できるようになっています。
GSXのAPIはAppleらしくFileMakerなどでの接続が可能になっています。
GSXにログインするためには、ある権限を付与されたApple IDが必要です。
SSAと呼ばれるSelf-Servicing Account Programに適用する法人や組織が一定権限を付与されます。
Self-Servicing Account Program
日本ではiOSダイレクトサービスプログラムと呼ばれ、500台以上のデバイスを持つ法人などの一定の条件を満たすとGSXを使って端末情報の管理ができます。
キャリアや法人契約で一括導入しているIT部門が利用しています。
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